働き方改革2017年03月01日 12:24

最近、日本では働き方改革みたいなことを官民一体で言い出しています。プレミアムフライデーとかもその一環だと思いますが、シリコンバレーにいるとそういう議論ってとっても違和感があります。
だって、9to5という働き方って今から100年前に、デトロイトで自動車産業が立ち上がった時に出来上がった概念です。100年後、シリコンバレーでは、もっと多様な働き方をはじめています。
もともと研究とか創造性を求められるような業種は、時間管理はしていません。なので、朝早く来てさっさと帰る人がいたり、遅く来て遅くまで、遅く来て早く帰るみたいな感じで人それぞれです。表面で見ていると、会社にいる時間が少なくて、みんな遊んでいるように見えたりもします。でも、深夜にメールを出すと即座に返ってくるなど、仕事にかかわっている時間は決して短くはないと思います。
当然、情報セキュリティは自己責任に追うようなことが多く、在宅勤務やスタバなどの外で仕事をするなどということは当たり前です。うちの会社は、一研究員が、なんとニューメキシコに住んでいます。月の半分は、Palo Altoで過ごして、残りは自宅で家族と過ごしています。もう一人はとっても有能な研究員がいるのですが、自分はイタリアに住みたいからと社員からコントラクターに代わって働いているものもいます。
会社にとって本当に優秀な人は、とにかく会社に貢献してくれるようなスキームを作ればどんな形でも残れるし、働き続けられるということです。こういうのって、日本だとどうなんでしょう?日本は、個人の能力とかそういうことではなくて、在宅勤務を認めるようにというような、先にHowから入っている気がします。で、みんな横並びになるので制度化みたいなことになります。こちらでは個々が交渉して権利を勝ち取っているので、そもそもルールはなかったりするのですが、本当に多様化しています。
で、今日の自分。嫁さんは午前中にESLがあるということで、洗濯機の修理対応で午前中はWork From Home(在宅勤務)にしました。ランチの時間は、家の近所をジョギング。家でシャワー浴びて、お昼を食べて会社に向かいました。。。いいですねえ。こういうのって。家で仕事ができるとだらだらやってオンオフの切り替えが出来ないとか言う人もいます。会社を離れて会社のことはしたくない。。。という人もいます。でも、それが返って足かせになって、何時から何時まではオフィスに行かなければとか、出先から直帰をするのでなく会社に戻る。。。みたいなことも発生していると思います。
今、自分がやっているような働き方が出来ると十分良くなるのではないでしょうか。
この時期の昼間のジョギングは気持ちがいいです。

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