帰国子女の高校受験 part22018年05月20日 13:01

引き続き
神奈川県央地区からだと、通学圏ではない高校も数多くあります。ICUと早稲田本庄がそれにあたります。ですが、この二つの高校は寮があるので、通えなくても寮に入れば問題ありません。
また、双方とも高校からの受け入れというのも大きな特徴です。
(3)国際基督教大学高校(ICU)
何日前にも投稿しましたが、帰国子女が2/3もいる学校です。帰国生には天国のような学校で、娘はICUかSFCかはかなり悩んだようです。
実際に、入学するとプレースメントテストがあって教科ごとにクラス分けされるそうです。なんとなく、アメリカの学校っぽいねえという話を娘としていました。
私の先輩が同じ境遇で、娘さんがICUに行かれたそうで、お話をお伺いしましたが、帰国子女にとってはとっても楽しい学校で、まあ、アメリカで通っていた現地校に近いそうです。これも前に書きましたが、日本の中学から入っているお子さんは”純ジャパ"と呼ばれるそうです。実際に、偏差値70もあるんですから、あきらかに帰国子女よりも学力が高いお子さんなはずなんですが。。。高校はとっても楽しいけど、大学は普通の大学だったそうです。大学になるとやはり帰国子女の率がグーンと下がるからのようですね。
我が家の場合は、寮に入る予定でした。寮は2,3名同室だそうです。
ICUの場合、帰国子女は、推薦、書類選考と二回チャンスがあります。更に一般生徒同じ受験をすることができますので、三回入るチャンスがあります。もし、ICUが第一志望であれば、自己推薦にまずチャレンジすれば言い訳です。推薦のためには、現地校の校長先生の推薦状が必要です。また、ICUの場合は、現地校の成績は厳封で提出です。帰国後に取り寄せなんかするのはやりとりが面倒なので、ICUを受験される方は、帰国前には、必要書類を取り寄せておくことをお勧めします。

(4)早稲田大学本庄高等学院
早稲田本庄は、早稲田大学の直属の付属高校で、全員、早稲田大学に進学ができます。人気という点では、早実のほうが高いのですが、塾の先生は、何故なんだろうとつぶやいていました。
早稲田本庄の場合、ロケーションが問題になります。都内からでも1時間超の通学時間(しかも新幹線)になります。そのため、授業開始時間は9時からと遅くなります。我が家の場合は、到底通える由もないので、そういう人には入寮という手があります。
寮なんですが、2018年4月から女子専用寮がオープンするということで、男子と女子が別寮になるとのことでした。ICUと違って、一人一人個室であることと、ICUの場合は、週末は自宅に帰らないといけないのですが、早稲田本庄の場合は、そんな制約もありませんでした。新しい寮ということもあり、娘は非常に興味を持っていました。また、週末に必ず帰らなくてもいいということで、今の自宅からのロケーションを考えるとそれもありがたかったです。ICUの場合は、ちょっと通えないかなという距離なので、毎週末に帰るのは問題なかったのですが、早稲田本庄の場合は、家から遠いので、新幹線を使って毎週帰るのはお金もかかるし体力的にも大変です。
受験なんですが、自己推薦(I選抜)と帰国生入試があります。自己推薦は、書類選考を通過すれば二次試験は簡単な試験だそうです。基本的な問題が解ければOKですが、9割以上正解しないと難しいということなので、取りこぼしがないようにしなければいけないというようなプレッシャーがある様です。
娘は、帰国生入試で受けました。一次試験は、早稲田大学か早稲田本庄のどちらかで受けることができるのが、神奈川在住としては本庄まで行かなくてもいいので助かります。ただし、一般入試と同じ日で受験者はとっても多いので、受験者は圧倒されますね。二次については、第一志望が受かったので辞退してしまいました。