Zoomで授業2020年03月18日 14:00

昨日の夜から体温が平熱に戻り、今朝も平熱でした。いわゆる新型コロナの症状は出ていませんが、感染していても症状は出ない人もいるということなので、今日は、安全をみて在宅にすることにしました。
通常、会社に行く体調で自宅にいるというのも落ち着かないものですが、現在の状況では仕方がないですね。逆に、もし感染だということになってしまったら、アメリカから帰ってきたのが約二週間前ですので、海外渡航歴あり。それに帰国後に個別に打ち合わせをしている方たちがどんなにいらっしゃることか。。。いわゆる濃厚接触者が拠点や会社を跨ってしまいます。感染しないことが第一ですね。
駐在していた先は、Shelter-in-placeで、日本よりもシビアな施策を取っています。シリコンバレー地区の学校は、登校できなくなっています。ここは日本と一緒なんですが、早々に各校がZoomやGoogleハングアウトでの授業の開始を表明しています。昨日のSkypeの会議はとれもストレスがたまりましたが、Zoomはもともと遠隔のカンファレンスなどを想定していて多地点が基本です。通信のトラフィックも少ないという特徴があります。端末での処理の不可などを増やしていますので、耐えられるんだと思います。実際に会社で使っていてもZoomが一番ストレスがないのですが、そうはいっても、やはりトラフィックによっては品質が悪くなったりします。そんな時は、映像を切るなどして品質を保とうとします。
最近、会社でSkypeはダメなのでTeamを使っているという方たちがいますが、結局、それって、みんながそっちに移ったらそっちが重くなってSkypeと同じ憂き目に合うと思います。Zoomは方式が違うから大丈夫ということですが、今回のShelter-in-placeで、学校が一斉に使い始めるようなことが発生した時にどうなるか。。。結構、壮大なPOCというか実験ですね。
それにしても、日本とアメリカの大きな違いは、こういう対応の速さだと思います。日本の場合、例えば、遠隔の授業をという話になると、全員が環境を持っていないので、不公平だとか、そういう議論で止まってしまいます。アメリカだって、全員、受けられる訳ではないですが、まずは、先に施策を決めた上で、受けられない人はどうするんだっけ?みたいな感じになります。スピードで考えるとアメリカのやり方がいいと思います。駐在が決まった時に、娘のMiddleの説明会の時に、全員、iPadを持つことというお話しがありました。当然、お子さんの分を持っていない家庭もある訳ですが、中古販売、貸し出しなどいくつかのプログラムが用意されていました。シリコンバレーとはいえ、全ての家庭がお子さんにiPadをという訳にもいかないですよね。でも、それでもそれをやり切るということが、これからICTに触れてどんどん新しいことを取り入れる人材を育成して行くということなんだと思います。