Social Security Numberとマイナンバーカード2023年07月27日 16:24

来年の秋に、健康保険証は廃止されてマイナンバーカードと一体化するということで、色々、国会で議論をしています。
マイナンバーが導入された時は、アメリカのSocial Secrity Number(SSN)と同じで、国民一人一人に番号を付与するものだと思っていました。国民総背番号制は良くないという議論があったりしていました。アメリカに駐在した時に、まずやらなければいけないのはSSNの取得です。国民だけでなくアメリカのレジデンツになる場合は、必ず、番号の取得をしなければいけません。これがないと、銀行口座もクレジットカードも作ることができません。何かことあるごとにSSNの下4桁を入力させられます。



このSSNは紙のカードで一度、入手したら、持ち歩くことはせずに大切に保管をしておくのが原則です。一度、取得してしまえば、何か必要な時には下4桁の数字を入れれば手続きができてしまいます。名前、生年月日、SSN下4桁があれば、個人を特定できるということでしょうか。
マイナンバーが導入された2015年は日本でも色々、話題になっていましたが、米国駐在時だったので、支給対象外で海の向こうで話題になっているなあというくらいの感じでした。まあSSNみたいなもんだろうと思っていましたが、日本のマイナンバーカードは、健康保険証と紐づくとか、免許証とも紐づくなどという話になってきていて、SSNとは様相が変わってきていますね。



国会でも色々騒がれていますが、いつも不思議に思うのは、日本って100%保証できるかどうかという議論です。今の健康保険証にしてもそうなんですが、100%なんてことはないんですよねえ。うまくいかないところは、それこそフォローとかバックアップする仕組みを作ればいいだけであって、新しいこととかイノベーションを起こそうとする時の阻害になっている気がしてなりません。
とはいえ、マイナンバーカードに集約されるんだったらやっぱりスマホに集約されるようなことの方がいい気がします。これはこれでたくさん問題があるんだと思いますけど。

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