旧海軍司令部壕2016年07月29日 09:42

沖縄に来た理由の一つはダイビングですが、他にはいい機会なので、娘に太平洋戦争の悲惨な歴史を学んでもらおうと幾つかのスポットを訪問することにしました。
昨年は、東日本大震災の被災地に訪問しましたが、やはり自分の目で見るということは重要だと思います。
朝一番で、旧海軍司令部壕を訪問しました。資料館には、米軍の方が多くいらっしゃいましたが、時節柄、沖縄のことを理解しろと教えられているのでしょうか。いいことだと思います。
まずは、資料館から壕の入り口のトンネルを下っていきます。
ここは米軍が攻めてきて最後の拠点になったようで、突撃して亡くなったり、この場で自決する方などがおられたようです。部屋の漆喰には手榴弾で自決をされた時の玉の跡が未だに残っています。
自決された大田司令官の最期の電文の「沖縄県民斯く戦エリ」を見ると胸が痛くなります。文末の「県民に対して後世特別のご配慮をしてくださいますように。」と締めてあります。日本の米軍基地のほとんどは、沖縄にあります。対中国を考えた時に沖縄の地に基地を設けることは重要だとは思いますが、やはりバランスは良くないですし、未だに沖縄は太平洋戦争が終わっていないんじゃないかなあ。大田司令官の願いは、戦後70年を過ぎても果たされていないと思います。

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